三蔵法師と般若心経
唐の時代の中国・、読誦したり書写したりしている般若心経は、有名な玄奘三蔵(げんじょうさんぞう・西遊記でお馴染みの三蔵法師です)
によって漢訳されたものです。 サンスクリット語の原典が存在しています
般若心経を理解する
般若心経は漢訳されておりますので、とても難しく思われがちですが、実はとてもシンプルで分かりやすいものです。
般若心経は最初の3行から5行に全て語りつくされておりますので、最初の段落だけ集中して理解すればよいです。 あとの部分はその説明部分です。
【空(くう)】の世界がわかり、こだわりなく物が見えるようになるとすべての苦しみは消えます。 ただし、そのためには修行をしなければなりません。 修行とは「最上級般若の智慧の実践」言い換えれば「損得を考えない生き方をする」ということなのです。
◆ 般若の智慧とは
具体的には次の三つの智慧の実践です:
1. 損をする智慧
2. 問題を解決しない智慧
3. 世の中をよくしようとしない智慧
つまり、ありのままを受け入れることなのです。